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UR賃貸住宅ってこんなとこ〜建物の種類編④

建物の種類編の④です。は「超高層タワー群」、「コジャレ建物群」、「コンパクト群」を取り上げ、は「大規模開発団地群」として光が丘パークタウン、は「大規模開発団地群」の2回目として多摩ニュータウンを取り上げてみました。
最終回の今回はリノベで新しく生まれ変わった部屋や、他の建物にはない特徴がある部屋を取り上げてみます。


【リノベで生まれ変わり!無印良品やIKEAとコラボの部屋もあるよ!】

昔の団地は何パターンかしか間取りがなく、それもキッチンが狭い2Kや3Kなど現代の暮らしにはマッチしてない間取りばかりでした。さらに設備も老朽化で古いのにその割には家賃が民間よりも少し高めとくると、空室が目立つ団地が増えてくるのも仕方なし。こういった不具合を少し前までは古い団地を取り壊して建て替えという方向で解消する流れだったようなのですが、前回も書いたようにUR賃貸住宅は「老朽化した団地を建て替える」ことから「リノベーションで長持ちさせる」方向に舵を切ったようで、最近は古い団地の部屋をリノベーションで生まれ変わらせた部屋が続々と登場しています。


こういった流れの中で特に力を入れている(と思われる)のは、無印良品とIKEAとのコラボ。

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト
ものすごくシンプルにしているのが特徴。畳がオリジナルの縁なしだったり、キッチンや洗面台も最低限の設備です。オープン収納ばかりなので、これを生かして自分なりにアレンジできる人が住むならかっこよく決まると思いますが、難易度は高めかもしれません。

シンプルなキッチン
(出展 UR賃貸住宅 https://www.ur-net.go.jp/chintai/

無印良品とのコラボでは部屋ごとではなく、団地まるごとリノベーションした団地も全国に4つあります。
MUJI×UR団地まるごとリノベーション

私の勝手な想像ですが、キッチンにしても洗面台にしてもすごくシンプルな分、費用が従来のものよりもずっと安く済んでると思うんです。無印良品からしてもこの部屋の場合、無印良品のユニットシェルフを組み合わせて収納を作るような感じになっているので入居者に商品をたくさん購入してもらえるし、Win-Winな関係じゃないかと。なので、この無印良品とのコラボは今後も力を入れていく気がします。


イケアとURに住もう。
イケアのオリジナルキッチンが入っている部屋があるところがポイント。
イケアキッチン付住宅ならなんとイケアがインテリアコーディネートをアドバイスしてくれるそう!無料で!

イケアのオリジナルキッチンの例
(出展 UR賃貸住宅 https://www.ur-net.go.jp/chintai/

こちらは無印良品とのコラボよりもお金がかかってそうなので、家賃が比較的高い新しめの団地で導入されている感じです。
数もそんなに多くないためか大人気のようでいつ見ても空室は0。
そもそも表(ネット上)には絶対に出てこないと思うので専門の会社に依頼して空き待ちするなどしないと入居できないんじゃないかな〜。


無印良品やイケアとのコラボは全体的に見たらほんのわずかですが、普通のリノベーションしたお部屋はどんどん増えています。

※リノベーションしたお部屋はUR賃貸住宅のこちらから確認できます。
https://www.ur-net.go.jp/chintai/renovation/

ただ、お部屋の中はさておき、外観や設備がかなり厳しい団地が多々あるのでそういうところは今後どうするのかなーと思います。エレベーター無しの5階とかいくら中がきれいでもなかなか住みたい人はいないだろうし。
荒れ果てた団地になってしまうと治安の面でも不安だし、なんとか打開策を考えてほしいですね。


【面白い間取りの部屋】

東京都の小金井市にグリーンタウン小金井という団地があるのですが、そこの11号棟(だけ)がすごく設備が良く間取りも素敵という謎に満ちた建物となっております。他の棟は全く普通なのに、グリーンタウン小金井の住まいリポートのページでは11号棟の素敵な部屋の写真を使っているので、他の棟の部屋を内覧したら「え?全然違うよね??」ってなることうけあい。というか私がなりました。
(※UR賃貸住宅ってこの手のパターンがよくあって、探すとこうやって他の棟と内装や設備に差を付けてる棟がある団地があります。私はそういう棟を探すのが大好きなので、今までも武蔵野市①②、三鷹市①もそういう建物でした)

この11号棟の部屋ですが確か全部メゾネットだったと思います。
以下私が内覧した時に撮った写真です。

玄関を入ったら階段

壁や床もひと味違う!最近この太めのフローリングが増えてきました。

階段をあがるとリビングダイニングとキッチン

キッチンも引き出しタイプのシステムキッチンです。白を基調にしているのですごく明るいですね。

キッチンの天井 6メートルくらいの高さがありそう
天井までの大きな窓でめちゃくちゃ明るい!

このようにとっても素敵な部屋がある11号棟。こまめにチェックすると空きがたまに出るので住みたい場合は空き待ちしておくと良いと思います。私もタイミングが合えば住みたいところのひとつです。ちなみにこの部屋は90㎡くらいの2LDKで家賃は20万弱くらいだったかな。このくらいの家賃になると周囲で一戸建てを買ってしまった方が月々の出費が安かったりするので、環境が気に入ったら家を購入する人が多いのかもしれません。なので空きがポン!と出るんですね。


【設備がゴージャス!な部屋】

次に紹介するのは西東京市にあるプロムナード東伏見にあるお部屋。
ここも例によってこの部屋だけ謎に豪華となっております。
本当にどんな基準でこういうことになるのかよくわからないんですよね。

豪華仕様のキッチン!

対面式のオープンキッチンですよ、びっくり。
数々のお部屋を内覧してますが、対面式のオープンキッチンは今のところここでしかお目にかかってません。
キッチンのワークトップもステンレスではなく人造大理石だし分譲仕様と言ってもおかしくない立派なキッチンです。

扉タイプですがシンプルで高級感あり

ここはお風呂もとっても豪華でした。まずサイズが1620サイズじゃなかったかな。これだけの広さがあるとかなり優雅なバスタイムになりそうですね。

めちゃくちゃ広い!!

もちろん浴室乾燥付き。そしてURのユニットバスは通常ミラーや収納棚がついていないのですが、ここのユニットバスにはついてます。すごい。

ここの団地の他の部屋は全然普通の仕様で、この間取りの部屋だけがこのゴージャス仕様のようです。謎です。
このお部屋は89㎡で168,200円+管理費6,200円だったと思います。
西武新宿線の「東伏見」駅から徒歩9~13分とわりと駅からも近く、ここも団地内にカモがいたりする池があったりして環境も良いです。ただ、西武新宿線はいまいち使い勝手が悪いのと、古い建物と新しい建物が混在しているので注意が必要です。古いところはかなり古いので。


さてこのようにUR賃貸住宅には色々な種類の建物があり、またその建物内でも色々な種類の部屋があることがおわかりいただけたのではないかと思います。
なにしろ全国に約71万戸もあるので、私が知っているのはほんのごく一部なのですが、それでもこれだけ色々あるので奥が深いですね。

UR賃貸住宅ってこんなとこ〜シリーズもすっかり長くなってきましたが、次回からはいよいよUR賃貸住宅のメリットやデメリットについて書こうと思ってます!


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2023-02-21 | Posted in ブログNo Comments » 
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