お片づけコラム
片づけ下手で何が悪いの?
私は何に対しても、物事に優劣をつけ「できるから偉い、できない人はダメ人間」というように「できない人のことを見下す」ということは良くないことだと思っています。
私は早起きがとても苦手です。日本には昔から「早起きは三文の徳」という諺がありますし、色々なビジネス書やライフハック本にも「早起きをすべし!」ということが書かれています。また、成功している人の習慣として「早起き」がクローズアップされることも少なくありません。
このように、世の中で「早起きは素晴らしい!」という風潮があると、早起きして活動している人間は優れていて、早起きできない夜型人間はだらしないダメ人間といった風に思う人が増えます。私もそういう思いに長年囚われていた1人です。早起きできないことがコンプレックスで、何回も早起きにチャレンジしては挫折しその度に落ち込んできました。
でも少し前くらいから「早起きできなくてもいいや」って思えるようになりました。何故そう思えるようになったのか考えてみると、片づけが苦手という方達とたくさんお会いして関わったことが大きいのかな、と思っています。
私がお会いした方達は確かに片づけが苦手かもしれない、けれど他に得意なことがたくさんあるし、日々、子育てや仕事や趣味を一生懸命頑張っている素敵な方達なのです。話もとても面白く、可愛らしくて、いつお会いしても私がお客様から勉強させていただくことがたくさんあるのです。
それは、「早起きできなくても他に得意なことがいっぱいあるからいい、私は私のペースで楽しく暮らせるのがいちばんいいんだ」という気づきに繋がりました。
私のところに相談に来られる方は片づけが苦手なことをコンプレックスに思ってられる方がとても多いです。
でも片づけが下手だからって、卑屈になることはないのです。
できない人のことを「○○だ」という風に決めつけたり、見下したり、責めたり、そういう風潮があっても気にしないでほしいです。
それに苦手なことを無理にやろうとしなくても、今は代わりにしてくれる人を探すことも簡単にできます。片づけの先生もたくさんいて、片づけをプロから教わることもできるようになりました。
どうぞ片づけができないということに対してネガティブにならないで、得意なことを伸ばす方向にリソースを割いてください。
片づけ下手な人が片づけが上手な人から見下されるなんて、そんなことはあってはいけないこと。
「これはできないけど、これはできるよね」という風にお互いを認め合う。
そんな世の中であってほしいです。
キッチン収納 コンロ周りは「火」に関係するモノを置く
一口にキッチン収納と言っても、キッチンには色々な場所があります。水が出るシンクの周りの収納と、火を使うコンロ周りの収納、食器を収納する場所に、食材を収納する場所。これら場所毎の役割と、何をどのように収納したら良いかをきちんと考えて収納することで、片づけが簡単で使いやすいキッチンになります。
今日はコンロ周りに置くと良いモノを我が家を例にして紹介しますね。
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写真左側にあるラックはルミナスのラックです。細かいサイズ展開のあるポールと棚板を組み合わせて作るラックなので、ピッタリサイズのラックを作ることができます。ステンレスなので火にも強く安心です。
最上段、奥から三年番茶、お出汁の入った野田琺瑯の容器、計量カップ、ガラスの小さいボウル。
上から二段目、奥からやかん(三年番茶用)、きび砂糖、塩、味塩胡椒など。
上から三段目、奥はカレーや煮物に使う鍋で、手前のはお味噌汁やスープ用、あとゆで卵を茹でたりもこれです。両方とも柳宗理の鍋。
やかんと片手鍋は最初に水を入れるものなので本当はシンクの側にあった方が動線が短くなるのですが、我が家でシンク周りに置こうとした場合、かがむ動作が発生するシンクの下に置くしかないので、それよりは立ったまま出せるこちらの場所の方が楽です。
下にあるのはオイル類です。iwakiのオイル差しに詰め替えてます。オイル類は断然詰め替えする方が使い勝手が良くなると思います。特にこのオイル差しは優秀で油ぎれがものすごくいい!出した最後の一滴は自然に中に戻るのでオイルでベタベタするストレスがありません。煮沸消毒もできるので清潔に保ちやすいし見た目もシンプルなので出してあっても嫌な気分にならない点も良い。
ちょっとお値段が高いので買うのに勇気がいるかもですが、我が家ではすでに10年くらいは余裕で使っている気がするので元は取れると思います。
iwaki オイル差し 250ml KS522-SVON
土鍋が置いてありますが、これは冬の間は鍋を作る日が多いから。なので、春から秋にかけてはシーズンオフの調理道具が入る場所で保管されます。
奥にチラッと見えてるのはアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)を入れる用のボトルです。普段の掃除は殆どパストリーゼでまかなえてますが、奥のタイルの掃除をしたい時は油汚れには断然強いアルカリウォッシュの出番です。
コンロの奥には「コンロ奥ラック」を置いてます。これはね、ほんと便利なので置いた方がいいです。ツールスタンドをそのまま置くより高い位置に置けるので鍋類を火にかけている時でもツールが取りやすいのです。
立てかけてあるのは辻和金網の焼き網です。これは随分前にブログで紹介してるので、そちらを読んでみて下さいね。
ツールスタンドに入っているツールなども以前ブログで紹介してます。
焼き網の隣にある白いのはDULTONのレードルスタンド。ダブルなのがかなり便利でレードルと調理中の菜箸を置いてます。
DULTON(ダルトン) セラミック レードルスタンドCH01-K12 ダブル
私はキッチンツールはお手入れが簡単で清潔を保ちやすいステンレスが大好きです。キッチンは常に清潔にしておきたいですからね。なのでステンレスのツール率がとても高いキッチンになっていると思います。
次回もキッチン収納についてです。
現在下記のセミナーで受講生を募集しております。
(日付順で表記)
<渋谷で開催>
3月8日(金) ①モノの整理と収納セミナー
3月12日(火) ②「めんどくさい」がなくなる部屋づくり
3月26日(火) ③「好き」から始める部屋づくり
3月30日(土) ②「めんどくさい」がなくなる部屋づくり
4月13日(土) ①モノの整理と収納セミナー
5月11日(土) ③「好き」から始める部屋づくり
<講師自宅開催(武蔵野市)>
4月20日(土) ④暮らしを楽しむモノ選び
5月18日(土) ④暮らしを楽しむモノ選び
詳細はセミナーページをご覧下さいませ。
お申し込み、お問い合わせはこちらから。
1人暮らしの方へ
1人暮らし特化型お部屋作りサービス「doudou(ドゥドゥ)」を2018年12月にオープンしました。訪問コンサルティングとオンライン型サポートサービスを提供しております。
訪問サービスはこちらから。
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見せる収納テクニックその2 デザイン性の高い道具を使おう!
見せる収納テクニック、本日は「その2 デザイン性の高い道具を使おう!」です。我が家のキッチンを例にして説明しますね。
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こちらは我が家のキッチン、コンロ辺りの写真です。
コンロの前に冷蔵庫があります。
写真の左側に有孔ボードを利用しDIYで作った壁面収納が写ってますが
ここには毎日のように使う調理道具がぶら下がっています。
また、フレッシュロックに詰め替えた調味料などもこの位置です。
コンロの左横にはラックを置いてここにも鍋や調味料が置かれています。
持ち手がついているストレーナーがぶら下がっていますが、これは麺類の水切りや茹でた野菜の水切りに使うのでこの位置です。
この写真でわかるようにコンロ周りで使う調理道具や調味料が「見せる収納=出しっ放し」になっていますが、いい感じにバランス良く調和していて嫌な感じや雑多な印象には見えないと思います。
もちろん、調理道具は全て見えないようにしまっておきたい、生活感を出したくない派の方からしたら全く美しくないキッチン収納だと思いますが、今回は「見せる収納」がテーマなのでこのキッチン収納を正解とします。
さて、この見せる収納がどうして成り立っているかと言うと、使っている調理道具のデザインが美しいということに尽きると思います。
例えばフライパン。この鉄のフライパンは柳宗理のものですがこれがスーパーで売っている安価なテフロン加工のフライパンだとしたらどうでしょう。いきなり生活感が出てしまいますよね。ストレーナーも柳宗理ですが、これがプラスチックのピンクのザルだったら見せたくはならないですよね。
私は料理が好きですが、働きながら子育てをしているのでなるべく時間をかけずに料理がしたい。そのため調理道具は何年もかけて使いやすいモノを探して選んできました。今はもう使いやすいモノだけが残っていますが、キッチンで使うモノの場合は機能性が高いモノは総じてデザインも美しいです。まさに機能美といえるでしょう。なので、例えば好きな料理研究家が使っている道具を真似してみると格好いい見せる収納のキッチンができあがると思います。私がル・クルーゼを買ったのはパトリス・ジュリアンの真似です。もちろん私が使っている道具もどんどん真似してもらってOK!最初のうちはなんでも真似から入れば良いのです。そのうちに自分のスタイルが確立しますからね。
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